インプットとうつ病
新しいお話の中のサブタイトルで『○○は△△の夢を見るか』ってタイトルつけたいんですけど、実は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだことないんですよね。
それで読もうと思ってKindleの電子版を購入しました。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? https://www.amazon.co.jp/dp/B009DELIO6/ref=cm_sw_r_other_apa_AI2yFbP9Z2K36
それがなかなか読み進められなくて悔しい。
中学生くらいのときだったらあっという間に読み終わったはずの分量です。あの頃はひたすら文章に餓えてた。活字依存症かというくらい文章があればひたすら読んでいました。どこぞで見かける広告も、なにかしらに付いてくる説明書も、教科書も片っ端から読んでなんとか飢えをしのぐ日々。活字がなければ読みたいという欲求に頭が支配される中毒状態。でも充実してたなぁと思います。
わたしは高校1年生の夏くらいにうつ病と診断されました。何度も死のうとして部屋のベランダから飛び降りようと思ったかしれません。ベランダの柵を越えたこともあります。ちなみに地上10階あたりの部屋です。飛び降りれば、99%くらいの確率で死ねる。ギリギリで踏みとどまれたのは色んな物語の結末を知りたい、二次創作も読みたい。そういう気持ちでした。なので娯楽とかって本当に大事です。
あとリストカットもしてました。リスカについてはそれで死のうとまでは思っていなかったので軽いものです。心の中のしんどい澱のよんなものを自分の身体の見える形にして確かめたかったんだろうな、と思います。もう10年くらいはしてませんが、あ~、切りたいな~~~って欲求はたまにあります。
いまも積極的に自殺しようという気持ちはありませんが、不意に不慮のなにかで死んじゃいたいという気持ち(希死念慮)は常にあります。というのは本題とはあまり関係ないんですが。
うつになってから、文章を読む力がかなり弱くなりました。最初は全然読めなくて、だんだん状態が良くなると読めるようになり、悪化すればまた読めなくなったり、回復してきたら読めるようになったり。
すでにキャラクターを把握している二次創作だったら結構読めたりもしてたんですが、普通の小説とか説明書とか書類など読むのが苦痛になってしまいました。頭が回らないんですよね。古くなったパソコンみたいに処理能力が落ちてしまいました。
だから書籍を読むのにとても気力が必要です。読みたいのに。書くのももちろんしんどいんですが、しんどいのに書きたいんですよね。読むのも書くのもしんどいのに、なんでそうしたいのかは謎です。
そして今は書きたい欲が強いのですが、アウトプットするのにはインプットも必要なわけです。書籍を、本を、小説を、文章を読みたい。漫画はすらすら読めるようになったし、そんなにメモリ使用率そんなにないのに……活字となると…………。
漫画も好きな漫画となると描かれてるキャラクターの日常などの隙間を妄想するのにメモリの使用率高くなったりしますけどね。でも自分で考えるのと、自分以外の考えたものを受け取って自分なりに解釈して整理整頓するのとでは違うんですよね。
ままならないです。もっと本読めるようになりたい。
なので、本当にうつ病はなる前になんとかしないとダメです。寛解してもうつ病の前よようには戻れないし、寛解もなかなか難しい。
わたしはずっと、生きている限りはうつ病の自分となんとか付き合うしかないんだろうなぁ、と思っています。